
▼症状
胃ポリープは、粘膜が増殖しただけの病気で、自覚症状はあませんが、胃もたれや不快感、食欲不振などの症状が見られる事があります。又、胃ポリープの症状で、下血・吐血といった出血もあります。胃ポリープが胃の入り口や出口などにポリープが出来た場合には、食べ物の通過を妨げますので、吐き気・胃もたれなどを引き起こすことがあります。多くはX線や内視鏡の検査で発見される事が多いです。

胃ポリープには3つあります。
1.過形成性(かけいせいせい)ポリープ
過形成性ポリープは、30歳以上で年齢とともに増えています。大きさなどは進行状況で違いますが、普通は直径が2~3㎝どまりで、イチゴのように表面が赤く凹凸があります。びらんや出血も多く見られます。ただガン化することはまれです。
2.胃底腺(いていせん)ポリープ
胃底腺ポリープは、女性などの多く見られる傾向があります。胃底腺ポリープは、胃底腺の粘膜に発生し、数個以上発生します。粘膜の変化などは、胃の大彎曲(だいわんきょく)を中心とした胃壁に多く見られます。大きさなどは、数ミリ程度の半球状のポリープで、表面は滑らかく、色の変化は特にありませんが、多発します。
3.腺腫性(せんしゅせい)ポリープ
腺腫性ポリープは、高齢者の男性に多く、かなり萎縮(いしゅく)した粘膜にみられます。形などはドーム型や平たいもの、また花壇状などがあり様々です。色は、灰白色で整った凹凸があります。
▼原因
胃ポリープとは、粘膜の細胞が増殖して出来たできものですが、粘膜の細胞が増殖する理由はまだはっきりとしていません。少々の傷は自己修復してくれますが、傷が大きすぎますと修復力の限界をこえ、傷つけられます。粘膜が傷つけられる原因としては刺激物の摂取や慢性胃炎などが考えられますが、慢性胃炎じたい原因が明確に解明されていません。
▼検査
○レントゲン検査
レントゲン検査(X線検査)で粘膜の状態やポリープ表面の凹凸の状態を観察します。
○内視鏡検査
内視鏡検査で直接観察し、ポリープの詳細な情報のなかからだいたいはがんかどうかは判断できますが、判断しづらい場合は組織の一部を採取して調べます。
▼治療
過形成ポリープは、転移などの恐れはなく、症状もない事が多いです。治療が必要ない事も多いですが、胃ポリープが胃の入り口や出口に出来て、食物などが通過の障害になっていると、出血を引き起こす場合があります。この場合は切除する必要があります。
切除の方法は、体への負担も少ない方法で、内視鏡下でワイヤーで焼き切る「ポリペクトミー」という手術で行います。
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