
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃を保護している粘膜は、胃壁の一番内側にある胃粘膜をおおって胃酸が直接胃壁に触れないようにしています。少々の傷は自己修復してくれますが、傷が大きすぎますと修復力の限界をこえ、その結果、粘膜がただれたり、崩れ落ちたりして潰瘍になります。

▼症状
1.胸やけ・口臭・酸っぱいゲップ
胃酸過多によって起きる症状は、胸やけ、口臭、酸っぱいゲップ、などが見られます。胸やけは胃液が食道に逆流して起こる症状で、胃液が多すぎる場合にみられます。口臭は胃潰瘍だけでなく、その他の病気として肝炎・慢性胃炎・胃下垂なども起こります。
2.吐き気・嘔吐・食欲不振・体重減少
胃潰瘍になることで胃液が多く出すぎる症状で、胃粘膜とのバランスが崩れることで、胸やけ・酸っぱいゲップなどが起こります。嘔吐・吐き気によって食欲不振になり体重が減少することがあります。
3.みぞおちの腹痛
胃潰瘍は食後に痛み出し、自覚症状は腹痛が一番でやすく、特に上腹部の[みぞおち]に痛みがでます。食事を取りすぎますと長時間痛みが続きます。十二指腸潰瘍の症状の多くは、空腹時などで腹痛が起こり、食事をすると治まります。胃潰瘍は、痛みを感じない場合もあります。潰瘍が悪化し胃に孔(あな)が空くことで「穿孔性潰瘍」になり、初めて激痛が起こる症状が出ます。早めの受診が大切です。
4.背中・腰の痛み
炎症が膵臓(すいぞう)にまで及ぶと背中が痛んだり腰痛になったという症状が出ることがあります。
5.吐血
潰瘍のできた場所の血管が破れるのが原因で、出血性胃潰瘍の吐血の血の色は、胃酸によってどす黒くなります。吐血すると冷や汗や脈拍が乱れ、血圧低下や激痛を伴います。また、真っ赤な血を吐く場合などは、肺や気管から出た血で喀血(かっけつ)です。
6.下血
出血性胃潰瘍は、潰瘍ができ、血管が破れるのが原因で起き、症状は便に血が混じり黒い便が出ます。下血の場合では、気づかないことも有ります。便は「タール便」と言います。下血は胃潰瘍や十二指腸潰瘍ばかりでなく、胃癌や大腸ガンの症状でも起きます。、大量に下血する場合にはすみやかに病院で検査をする必要があります。
▼原因
1.ストレスが胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の多くは不規則生活や過労・睡眠不足など肉体的・精神的なストレスが原因で起きます。気分転換などを見つけストレスを解消することをおすすめします。
2.ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染が原因
感染は、口から入って感染するといわれています。
詳しくは>>ヘリコバクター・ピロリ菌ってどんな菌?のページ
3.薬の副作用が原因
長期にわたり薬を服用した場合など、胃に負担がかかって起きます。
4.食生活が原因
胃に強い刺激を与えることが原因でおきます。香辛料・アルコール・暴飲暴食・タバコなどのとり方が問題になります。食事は、よく噛んで早食いはしないようにします。規則正しい食生活で胃に負担をかけないようにしましょう。
▼検査
1.レントゲン検査
バリウムを服用後、体の向きをいろいろと変えて撮影し、胃潰瘍の大きさや潰瘍の周りの粘膜、胃壁、変形など検査します。。
2.胃カメラ・内視鏡検査
潰瘍の状態を胃カメラ・内視鏡で観察し、ピロリ菌の有無、病気の症状を診断します。
3.検査前の注意事項
胃の中を空にしておく必要があり、前日の午後9時以降は食事はしません。また当日は飲食もしません。タバコは胃液の分泌をうながしますので吸わないでください。
※注意事項は、各医療機関によって異なりますので、指示に従うようにしましょう。
▼治療
医師の診断に従って治療します。胃潰瘍になっても最初から手術などはしません。薬など服用して様子を見ます。薬は自己判断で服用を止めたりしないようにしてください。再発の原因になります。薬も服用と食生活を正しくする事を心がけ、ストレスの解消を見つけるなど工夫することで次第に回復していきます。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の対策はこちら>>>

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